[画像] 清水重憲キャディが明かす“イ・ボミが泣いた日”

<CAT Ladies 最終日◇20日◇大箱根カントリークラブ(6,704ヤード・パー73)>
昨年2年連続となる賞金女王に輝いたイ・ボミ(韓国)。だが、今年は序盤から苦しみ中々勝てなかったが、ようやく「CAT Ladies」で今季初勝利を挙げた。

女王時代からずっとボミのバックを担いでいる清水重憲キャディも一緒に苦しんだ1人。「去年たくさん勝たせてもらいましたが、シーズン始まる時には簡単に勝てないと思ってスタートしました。ですが、8月まで勝てないと、“今年は勝てないのかな”という不安もありました」と話す。
苦しい時期は清水キャディから見ていても、「めちゃくちゃ辛そうでした」。ラウンド中も「棄権したい」と言ったことを聞いたりしていたという。
特に一番調子を落としていた「リゾートトラスト レディス」では、あまりに上手くいかず、帰りの車で毎日泣いていたと話す。「そうして試合が終わって、翌週のオープンウィークは韓国で過ごすということで、僕が関空(関西国際空港)まで車で送って行ったのですが、空港でお別れするときに、“もう韓国から帰ってこないんじゃないかな”と感じました。“帰ってくるよね”って思わず確認したら笑ってましたけど。正直、サントリーどうなんだろうとは思いました」。そのくらい限界にきていた。
それでもチームで何度も話し合い、「休んで良くなるならいいけど、良くはならないので。試合に出て、練習しないと調子が上がってこないよ」とボミを励ました。ボミも苦しみながらも、「清水さんから言われて“はい、頑張ろう”と思いました」と一生懸命這い上がり、8月に来てようやく今季初勝利を掴んだ。「僕も素直に嬉しいです」と名参謀も安どの表情を見せた。
ちょうど通りかかったボミに、「ちゃんと良いこと言ってくださいね!(笑)」と言われて思わず照れ笑いを浮かべた清水氏。この蘇った名コンビが後半戦どこまでツアーを沸かせてくれるのか。楽しみでならない。

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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