美容院で髪を切ってもらう間、どこを見ていたらいいか迷うことはないだろうか。鏡に映る自分の顔をずっと見つめているのも、どことなく気持ち悪くはある。

そんな悩みを持つ人物が7月14日、はてな匿名ダイアリーに「髪切ってもらう間」という投稿を寄せ、

「みんなどこを向いて切ってもらっているの?」

と問いかけた。

「眼鏡外すと雑誌も読めないので目をつむってます」という人も

美容院では、美容師と長時間近距離で過ごすため、緊張しやすい。とりわけ美容師との会話問題はネットでよく話題になる。投稿者の場合、会話は大きな問題ではないようだが、カット中どこに視線を向ければいいかがわからない。そこでこのように質問した。

「前に鏡があるけど、ずっと鏡に映った自分を見つめながら切ってもらっているの?それともどこか別の方向を見ながら切ってもらってる?もしくは目をつむりながら切ってもらってるの?みんなどこを向いて切ってもらっているの?」

はてなブックマークでは、「雑誌タダで読み放題だから、普段なら手に取らないような女性週刊誌とかファッション誌とかをここぞとばかりに読みまくる」など、店で用意されている雑誌を読んで過ごす、という人からのコメントが寄せられた。

しかし雑誌は、カラーリングやパーマの最中なら時間つぶしにいいが、カット中に読むと切られた髪が落ちて読みにくい。また視力が悪い人は眼鏡を外した状態なので、そもそも読めない。

「本は髪の毛が落ちるのがイヤで読めない。カラーのときは読むけど」
「眼鏡外すと雑誌も読めないので目をつむってます」

当の美容師は「やや下を向いていてほしい」と要望

ほかには、自分の髪を切る美容師の手元を見る、という意見も多く寄せられている

「美容師さんがどうやって切ってるかずっと見てる。なんでそうやって切るのか考えながら見てる」

別の人は、「斜め下を見ている」と書いている。鏡を見るため正面を向いていたところ、美容師から「髪を切りにくい」、と言われたことが理由だという。どういう不都合があるのだろうか。

ヘアカット中にはどこを見ればよいのか。ヤフー知恵袋に2010年に寄せられた相談では、美容師だという人物が、客の望ましい視線をこう書いている。

「何もしないならやや下を見てるか、やや下の角度で目を閉じてるか、が良い」

美容師としては、客が不自然に正面を向いているより、やや下向きの方がカットをしやすい、ということだろう。雑誌を読むことについては、切った髪が落ちてページに挟まるため、できれば持たせない、と心境を吐露していた。