[画像] 日本デビュー決定の台湾バンド、日本のファンに「感動」=フルアルバム発売

(台北 19日 中央社)台湾のボーイズバンド、ヌーヴィー(noovy)が18日、初のフルアルバム「ONE」(台湾で21日リリース)の発表会見を台北市内で開催した。日本でのミニアルバム販売3000枚達成を目標に、今月上旬まで半年間にわたり日本でライブを100公演以上続けてきたメンバー。この日の会見には日本のファンも駆け付けた。ボーカルのショーンは「日本のファンが来てくれて感動した。日本でも新しい作品を出せれば」と意欲を見せた。

ヌーヴィーは平均年齢19歳の男性4人組バンド。台湾のモデル事務所、イーリン(伊林)が日本のソニーミュージックと手を組み、日台で活躍できる人材を発掘しようと2014年に実施したオーディションで選ばれた。昨年9月に台湾でデビューし、今年1月には本格的に来日。日本全国を飛び回ってきた。目標としていたミニアルバム3000枚の売り上げを達成し、9月の日本メジャーデビューが決まっている。

知名度ゼロから日本での活動をスタートさせたヌーヴィー。地道にチラシ配りを行う中では、配ったチラシを捨てられたり、つたない日本語の発音を真似されたりと辛い思いもしたという。だが、飲み物や使い捨てカイロを差し入れたり、夜中のチラシ配りではライトで照らしてくれたりするファンもおり、「とても感動した」とメンバーは語った。

この日の会見には、所属事務所の先輩で女優のレネ・ライ(頼琳恩)がゲストとして登場。ヌーヴィーに対し、「アルバムが3000枚売れたら好きなコスプレをしてあげる」と宣言すると、メンバーは「頑張る。チラシ配りもしないと」とやる気をのぞかせていた。

メンバーはリード曲の「ONE」ら2曲を生演奏で披露。日本で培ってきたエネルギッシュなパフォーマンスで会場を沸かせた。

(名切千絵)