CB、MF、FWの一角として、前述のアヤックスから、3人をエントリーさせた。FWのキャスパー・ドルベア(19歳)、MFアブデラク・ヌリ(20歳)、そしてCBのマタイス・デリフト(17歳)だ。
 デンマーク代表のドルベアは昨シーズン、国内リーグでチーム最多の16ゴールをマーク。オランダのレジェンド、マルコ・ファン・バステンのような、総合力の高いCFだ。
 
 デリフトは、今年3月にオランダ代表デビュー。アヤックスでは、CBでコンビを組んだ20歳のダビンソン・サンチェスとともに、チームのリーグ最少失点(PSVとタイ)に貢献した。
 
 そしてヌリは、オランダ2部リーグ、ジュピラーリーグ(オランダ2部リーグ)のMVPに輝いた選手だ。タイプで言えば、いずれはシャビ(元バルセロナ&スペイン代表)のような存在になっていくだろう。
 
 この3人のなかで、特にオススメなのはヌリだ。テンポの良いパスワークと相手のマークをはがす技術が高い。こういうテクニカルな選手に、世界のトップで活躍してほしいという願いがある。
 
 VVVフェンロのホーム最終戦で、ヤング・アヤックス(アヤックスの2軍チームに相当する)と対戦した際、彼のパフォーマンスは本当に衝撃的だった。育成の名門、アヤックスの最高傑作といわれているのも、納得がいく。
 
 このヌリを代表格として、今回の選出基準は、僕の想像を超えるアイデア、インスピレーションを持っていることが、共通の条件だ。
 
 もちろん、ベースには絶対的な技術力を持ち合わせていることは言うまでもないが、ネイマール(バルセロナ)、アントワーヌ・グリエーズマン(アトレティコ・マドリー)、ディバラ、マルセロは、攻撃面において規格外の創造性に満ちたプレーを見せてくれる。
 
 CBにS・ラモスではなく、マッツ・フンメルスを選んだのも、CBとしての頭脳的な守備力と、卓越したゲームメイク力を持ち合わせていることが大きい。
 
 この“規格外”というフレーズに引っかかるかどうか。俗に言う“違い”を作り出せる感覚のある選手が多ければ多いほど、よりスペクタクルなフットボールを見せられる、というのが僕の信条でもある。
 
 攻撃の基本形は、クロースを経由し、左サイドで崩して右サイドで仕留めるといったイメージだ。左サイドには、ネイマール、マルセロ、ヌリという“崩し”の上手い選手を並べ、右サイドには、グリエーズマン、ディバラといった、フィニッシュの力に優れる選手を置いた。
 
 マルセロとネイマールのブラジル・ラインのコンビネーション、そこにヌリが絡んで一味違ったスパイスが加わることで、まさに規格外の崩しが見られるはずだ。
 
 僕は、とても欲張りな性格だ。だから理想の監督像は、4-4-3の担い手であるルイス・ファン・ハールやオランダのレジェンド、ヨハン・クライフと言いたいところだが、ジョゼップ・グアルディオラのような戦術家にして、ユルゲン・クロップのようなモチベーターの一面を持ちつつ、ジョゼ・モウリーニョのような勝負師に徹する姿勢も持ち合わせたい。
 
 負けず嫌いではあるけれど、最初から守り倒し、最後に1点を奪って勝ったとしても、心の底から嬉しいと思うことはない。自分好みのフットボールは、本質的に、ボールを持って自分たちのイメージや発想に従い、相手を崩していくことだ。
 
 基本戦術は「サイドアタック」になるけれど、「カウンター」でも「中央突破」でも、試合の展開によって、選べばいいだけの話である。

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