▽コンフェデレーションズカップ2017決勝、チリ代表vsドイツ代表が2日にサンクト・ペテルブルク・スタジアムで行われ、0-1でドイツが勝利し、初優勝を飾っている。

▽4日前に行われたポルトガル代表戦を0-0で迎えた延長戦の末、GKブラーボの大活躍で決勝に進出したチリは、ポルトガル戦と同様のスタメンを送り出した。

▽一方、3日前に行われたメキシコ代表戦をゴレツカの2ゴールなどで4-1と圧勝したドイツは、メキシコ戦のスタメンからヘンリクスに代えてムスタフィのみを変更した。

▽グループステージ第2節で対戦した際には1-1で引き分けた両国の一戦。アグレッシブな入りを見せたチリは開始5分に決定機。アランギスがボックス内へ侵入した流れから、ビダルが右足アウトでシュートに持ち込むも、GKテア・シュテーゲンにセーブされた。

▽その後もハイプレスをかけるチリが主導権を握り、13分にはE・バルガスが枠内シュートを浴びせると、20分にも決定機。ビダルのミドルシュートがGKテア・シュテーゲンを強襲すると、ルーズボールをサンチェスがシュート。しかし、ミートしきれなかった。

▽すると20分、ヴェルナーが敵陣でディアスからボールを奪うと、ボックス左へ侵入。GKブラーボを引き付けて丁寧に中へ折り返したクロスをシュティンドルが無人のゴールに流し込んだ。

▽1チャンスを活かして先制したドイツは、ハーフタイムにかけて自陣に引きながら応戦。36分にはゴレツカがボックス右からシュートに持ち込めば、40分にもカウンターからドラクスラーが決定的なシュートを浴びせ、流れを引き寄せたまま後半へ折り返した。

▽後半もドイツがカウンターでけん制すると、55分にドラクスラーがドリブルシュートで追加点に迫る。そして54分、ヴェルナーがハラにヒジ打ちを見舞われたものの、ビデオ・アシスタント・レフリー(VAR)はイエローカードの判定を下した。

▽助かったチリはここから攻勢を強める。74分にE・バルガスが枠内シュートを浴びせると、直後にもビダルがゴール至近距離から決定的なシュートを放った。

▽逃げ切りを図るドイツは79分、ヴェルナーに代えてカンを中盤に投入。シュティンドルを最前線に配置した。

▽残り時間10分を切ってチリはサガルとプッチの両アタッカーを投入。すると84分にはサガルがプッチの折り返しをダイレクトで合わせる決定機を迎えるも、枠を捉えきれなかった。

▽終盤にかけてもチリが猛攻に出ると、試合終了間際にはサンチェスが直接FKでゴールを脅かしたが、ドイツが5分の追加タイムをシャットアウトして逃げ切り勝利。コンフェデレーションズカップ初優勝を飾っている。