【ソウル聯合ニュース】大麻を吸引したとして麻薬管理法違反の罪で在宅起訴された韓国の人気グループBIGBANG(ビッグバン)のメンバーで、T.O.P(トップ)の芸名で活動中のチェ・スンヒョン被告(29)の初公判が29日、ソウル中央地裁で開かれ、検察は懲役10カ月、執行猶予2年を求刑した。

 チェ被告は容疑の一部を否認していたが、公判では「誤った考えが誤った判断につながり、取り返しのつかない過ちを犯した」として、「人生最悪の瞬間であり、深く後悔している」と罪を認め、寛大な措置を求めた。
 チェ被告の弁護人は「普段からうつ病やパニック障害の治療を受けていたが、軍への入隊を控えて極度のストレスに悩まされ、心理的に非常に不安定な状態で酒を飲んで衝動的に犯行に及んだ」と説明した。
 チェ被告は公判前、報道陣に対し、「今回のことで私に傷つけられ、失望した多くの方々に心よりおわび申し上げる」として、「今後、このようなことは絶対ない。どんな処分も受け入れる」と述べた。
 チェ被告は精神安定剤を過剰に服用して入院し、今月9日に車いすに乗って退院したが、公判には自ら歩いて出廷した。
 チェ被告は起訴されたことを受け、兵役のため軍で服務する代わりに警察で勤務する義務警察の職務を解かれた。
 検察によると、チェ被告は昨年10月、ソウル市内の自宅で20代の女性と4回にわたって大麻を吸引した。
 判決公判は来月20日に行われる。
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