[画像] 一関工業高等専門学校(岩手)

歴史を変える夏に

■一関高専はどんな学校? 一関工業高等専門学校は、全国に51ある国立高専の一つとして昭和39年に設立された。中学卒業者を受け入れ5年間の課程で、産業界で即戦力となる技術者を育成する目的で設立されたが、平成13年には、より高度な技術に対応できる人材を育成する目的で、5年課程の上に2年間の専攻科課程が設置された。

■ハンディを抱えての練習 1年生9名、2年生6名、3年生5名の計20名で活動している一関高専。学校の規則で17時までしか部活動ができないという、ハンディを抱えているが、目標である県ベスト16を目指し練習に励んでいる。チームのウリは「思い切りの良い守備・繋がる打線・圧倒的なエースがいるということ」だと千葉 奨主将はコメントした。

集合写真(一関高専)

■夏はリベンジを   オフシーズンは、スイングスピード、筋肉量、柔軟性UPを目指してトレーニングに励んだ一関高専。しかし春大では地区予選で千厩と対戦したが試合に敗れた。「純粋に悔しかった」と春を振り返った千葉主将。昨夏も千厩に敗れてるだけに、夏はリベンジと行きたいところだ。

■注目選手とは? この1年間で活躍した選手、夏のキーマンになるであろう選手に多くの選手の名を挙げた千葉主将。中でも、鈴木 潤季には大きな期待を寄せている。「ミスショットが少ない選手で、バントも上手いです」とコメント。夏の大会では試合の流れを変える一打を、チームは期待しているようだ。

■歴史に残る夏 現在、夏の大会に向け「悔いが残らないように」というテーマで練習を重ねている一関高専。「歴史に残る夏にしたい」と千葉主将。歴史に残る戦いを期待したい。

大物食いを目指す

ここからは鈴木 潤季副主将(3年)と千田 一輝選手(3年)にお話を伺いました。

Q.夏へ向けて見つけた課題を教えてください。

鈴木:チームとしてはベンチワークなど。個人としてはスタミナです。千田:投手での制球力です。

Q.ここまで振り返って、高校野球で一番の思い出を教えてください

鈴木:昨夏の千厩戦です。 先発したのですが、試合を作れずコールド負けを喫しました。先輩方の涙を今でも覚えています。千田:一関学院との練習試合で、1対19で敗れたことです。

Q. 応援する方々へ自分のここを見てほしいというのを教えてください!

鈴木:強気な投球です!千田:打撃で活躍するので見てほしいです!

Q.このチームの好きなところは、または他のチームに負けていないところはどんなところですか?

鈴木:流れに乗ると、止まらないところです!千田:元気があるところです!

Q. この夏はこういう夏にしたい!という意気込みを教えてください

鈴木:強豪校を倒す「大物食い」をしたいです!一関高専の名を県に轟かせます!千田:自分たちの「楽しむ野球」ができるようにしたいです!

鈴木選手・千田選手、ありがとうございました!

気後れせずにぶつかっていこう

  ここからは中島 剛部長にお話を伺いました。

Q. 新チームが始まってからどんなチームを作り上げてきましたか?またこのチームの強みも教えてください。

 部員は少ないですが、それゆえに全員が試合に参加し、盛り上げるチームを作ってきました。今春から1年生が多数入部し、活気をもたらしています。試合終盤に集中力が途切れ、大量失点してしまうことが負けパターン。「常に緊張感を途切れさせない」チームを目指しています。

Q. 夏に向けて3年生と部員たちにメッセージをお願いします!

 あきらめず、相手に気後れすることなくぶつかってほしい。特に3年生は悔いの残さぬよう、一瞬一瞬を大事に野球に打ち込んでほしいです。

中島部長、そして一関高専野球部の皆様、ありがとうございました!

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