ゲリー・ウェーバー・オープン2回戦、臀部痛でアクシデント

 男子テニスシングルス世界ランク9位の錦織圭(日清食品)が22日のゲリー・ウェーバー・オープン2回戦の同38位のカレン・ハチャノフ(ロシア)戦の第1セットで臀部に痛みを訴えて途中棄権した。7月2日開幕の全英オープンの前哨戦で2015年、16年に続く、3大会連続のアクシデントとなったが、海外メディアは「ドイツの芝は決定的に成功をもたらさなかった」「恒例行事だ」と報じ、錦織とハレのグラスコートとの相性の悪さが話題となっている。

 錦織は第1セット第6ゲームの途中で棄権を余儀なくされた。左の腰辺りを気にした日本のエースのウィンブルドン前哨戦での異変は海外メディアも速報している。

 フランス地元紙「レキップ」電子版は「錦織は臀部を負傷し、棄権する」とレポート。記事では「決定的に、ドイツの芝は成功をもたらしていない。昨年ハレで同じステージで脇腹を痛めて立ち往生となった世界9位のケイ・ニシコリは今回臀部の痛みで棄権となった」と報じている。

 衛星放送「ビーイン・スポーツ」も「ハレ 錦織が棄権」と速報。わずか34分でコートを去ることになった錦織だが、記事では「(ゲリー・ウェーバー・オープン棄権は)2015年からニシコリの恒例行事だ。彼はいつもハレで棄権した後、ウィンブルドンに参戦している」と報じられている。

 今季は手首、足首、臀部などコンディショニングに苦しむ錦織だが、海外メディアも3年連続の棄権に「鬼門」とみなしているようだ。