ファーストリテイリンググループのブランド「ジーユー」は4月6日、商品についた電子タグ(RFID)を読み取り、より早く精算可能なセルフレジの本格導入を開始すると発表した。
ジーユーはこれまで一部店舗で試験的にセルフレジを導入し、検証を進めてきたその結果。セルフレジを使った精算では顧客1人の精算所要時間が、有人レジと比べ最大で約3分の1に短縮でき、混雑時のレジ通過人数が約1割アップし、レジ混雑が緩和されていることがわかっている。
ジーユーのセルフレジで精算する際、レジのボックスに購入する商品をすべて入れると、商品点数と精算金額が一度に表示され、利用した顧客からも、「ジーユーのセルフレジは、一瞬で商品点数と会計金額が表示さ れ、画期的で面白い」という意見をもらっているという。
8月末までに、全国のジーユーの約半数に相当する176店舗にセルフレジを設置する予定。同時に、8月までにRFIDを国内全店に採用することで、在庫管理の精度と作業効率を向上させる。実際、RFIDを試験導入した店舗では、在庫管理の精度がアップすることで、売場での欠品が極少化し、在庫確認でお客様をお待たせする時間が短縮されたという結果が出ているという。