彼氏が好きすぎて不安になる……。そんな悩みを抱えている女性はいませんか? 人を好きになるのは素敵なこと。しかし、その気持ちが一方的になってしまうと、恋愛では弊害になってしまうことも。そこで今回は、「彼氏のことが好きすぎる女性の本音」を徹底解剖! 好きすぎる気持ちのメリットとデメリットとは? 彼氏を好きになりすぎてしまったときの注意点について解説します。

<目次>
■女性に聞いた! 「彼氏が好きすぎる」と思う瞬間って?
 ★「彼氏が好きすぎる」と思う瞬間TOP5
 ★彼氏が好きすぎて不安に思ったことはある?
■もしかして危険? 好きすぎる気持ちのメリットとデメリット
 ★彼氏が好きすぎる女性の心理とは?
 ★好きすぎる気持ちのメリット3つ
 ★好きすぎる気持ちのデメリット3つ
 ★好きすぎる彼氏と結婚しても大丈夫?
■専門家が解説! 彼氏を好きになりすぎてしまったときの注意点って?
番外編 彼女が好きすぎる彼氏が見せる行動って?
 ★彼女のことが好きすぎる彼氏が見せる行動5つ
■まとめ

■女性に聞いた! 「彼氏が好きすぎる」と思う瞬間って?

みなさんには「好きすぎる!」と思えるほどに愛情を抱くことができた彼氏はいましたか? まずはそんな彼氏が好きすぎる女性の実態について、アンケートで調べてみました。

★「彼氏が好きすぎる」と思う瞬間TOP5

社会人女性が「彼氏のことが好きすぎると実感する瞬間」とは? ランキング形式でまとめてみました。

Q.彼氏のことが好きすぎると実感する瞬間は次のうちどれですか?

第1位「2人で他愛もない話をしているとき」(50.0%)
第2位「ハグをしているとき」(43.9%)
第3位「手を繋いでいるとき」(39.3%)
第4位「キスしているとき」(32.5%)
第5位「『好き』と言われたとき」(35.0%)
(※1)有効回答数280件。複数回答式、6位以下省略・その他除く

2人でまったり話をしているときに、彼氏が好きだと実感する女性が多いようです。何気ない瞬間のほうが、彼氏への愛情を実感できるのかもしれませんね。

★彼氏が好きすぎて不安に思ったことはある?

「好き」という気持ちを持てるのは、幸せなことだけれど、もちろんそれだけではありませんよね。では、彼氏が好きすぎて不安を抱いたことのある女性はどれくらいいるのでしょう。こんな質問をしてみました。

Q.彼氏のことが好きすぎて不安に思ったことはありますか?

ある(58.9%)
ない(41.1%)
(※1)有効回答数280件

およそ6割近い女性が、彼氏が好きすぎて、それを不安に感じたことがあるようです。好きな気持ちが強すぎると、相手を独占したくなったり、些細なことが気になってしまったり、ネガティブな気持ちを呼び起こすこともあるようです。

■もしかして危険? 好きすぎる気持ちのメリットとデメリット

好き過ぎる気持ちが強い場合、それは良いのか悪いのか……。ここでは、彼氏を好きすぎる気持ちの「メリット」と「デメリット」を紐解いていきましょう。

★彼氏が好きすぎる女性の心理とは?

そもそも、彼氏のことが「好きすぎる」と思っている女性は、どのような心理状態にあるのでしょうか? 心理カウンセラーの小日向るり子さんに解説をしてもらいました。

「『彼氏が好きすぎる』と聞くと、『一途に尽くす女性』といった好ましい印象を受ける方もいるかと思います。しかし、心理学的視点で見ると、それは彼氏依存またはその一歩手前という解釈になります。精神的依存の解釈は、『対象にのめり込むあまり日常の生活に支障をきたしている状態』をさします。たとえば彼氏と喧嘩して気持ちが落ち込み、会社を休んでしまったり、彼から連絡が入ると先約をドタキャンしてでも彼氏優先にしてしまったり……。こんな状態になっているようであれば、もはや「好きすぎる」という状態を通りこしている可能性が高いです。『彼氏が好きすぎる状態』の女性は、自分の日常生活がバランスを崩していないか、常にチェックしていく必要がありますね」

★好きすぎる気持ちのメリット3つ

まずは、恋人のいる女性たちが彼氏を好きすぎて、「良かったな」と思うポイントとは? 女性たちに、彼氏のことを「好きすぎる気持ち」のメリットについて、教えてもらいました。(※1)

(1)幸せな気持ちになれる

・「幸せを感じる。心に余裕ができ、人の幸せも喜べる」(33歳/その他/その他)

・「幸せな気持ちで満たされているなぁと思う」(28歳/自動車関連/その他)

(2)相手を思いやれる人間になれる

・「相手を思いやり、優しくなれる。好かれようとすることで、いい自分になれる」(31歳/商社・卸/秘書・アシスタント職)

・「相手のことを思いやれる。相手の立場になって考えられる」(26歳/学校・教育関連/販売職・サービス系)

(3)毎日が楽しい

・「毎日が楽しい。何をしよう、何を話そう。何を食べに行こうなどワクワクが止まらない」(32歳/情報・IT/事務系専門職)

・「毎日がハッピーで、肌の調子も良くなるし、気分的に安らぐ」(29歳/その他/販売職・サービス系)

◎好きすぎる気持ちのメリットまとめ

大好きな人がいるということは、ハッピーな気持ちで満たされるということ。好きな人がいるだけで、毎日楽しいと思えるのは大きなメリットですよね。。

★好きすぎる気持ちのデメリット3つ

それでは、反対に好きすぎる気持ちが引き起こすデメリットとは、一体どんなものなのでしょうか。こちらも恋人のいる女性たちに教えてもらいました。(※1)

(1)まわりのことが見えなくなる

・「好きすぎるとそのことばかり考えて、ほかのことに集中できなくなるときがある」(27歳/医療・福祉/専門職)

・「まわりのことが見えなくなったり、思考がそこにばかりいってしまったりしそう」(34歳/食品・飲料/事務系専門職)

(2)重い女性になってしまう

・「自分の彼への気持ちが強すぎて、重い女性になってしまい、逆にうっとうしがられる」(27歳/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)

・「重たすぎると相手にも自分にも負担になる。疲れてしまう」(33歳/小売店/販売職・サービス系)

(3)嫉妬や束縛をしてしまう

・「嫉妬や束縛をしてしまう。向こうも私と同じぐらい好きかどうか不安になり、いつも気が気じゃなくなって、ある意味辛い」(30歳/運輸・倉庫/販売職・サービス系)

・「嫉妬してしまう。バレンタインにチョコを持って帰ったりすると、誰からもらったかやんわりと聞いてしまう」(23歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)

◎好きすぎる気持ちのデメリットまとめ

好きすぎる気持ちのせいで、彼中心の生活になってしまい、精神的に辛くなったり、ついつい彼氏に気持ちをぶつけすぎたりしてしまう女性もいるようです。「彼がいないと生きていけない!」なんて気持ちのときは、少し落ち着いて自分を見つめ直す必要があるのかも?

★好きすぎる彼氏と結婚しても大丈夫?

こんなデメリットもある「好きすぎる」という気持ち。「好きすぎる」と思ったまま、彼と結ばれても、うまく結婚生活を送ることはできるの? 心理カウンセラーの小日向るり子さんの見解を聞いていきましょう。

「相手の男性の状況によります。結婚したら自分が経済的に支えなければいけない状況(彼が現在無職、病気で働けない)、アルコールや薬物中毒、ギャンブル依存、DVといった生活状態や精神状態・人格に問題がある場合は危険! 「好きすぎる」という状態を通り越して、お互いが過剰に依存しあう共依存状態に陥ってしまう可能性が高いです。

『好きすぎる』の感情の中身が、『私が支えていく』という感情でいっぱいのときに結婚するのは問題があります。結婚とは『お互いに支え合う』ものだからです」

■専門家が解説! 彼氏を好きになりすぎてしまったときの注意点って?

では、彼氏を好きになりすぎてしまった場合、恋愛をする上でどのような注意が必要なのでしょうか? こちらも、小日向さんにアドバイスをもらいました。

(1)自分が嫌だと思うことはハッキリと伝える

「○○して」「○○行こうよ」と言われた際、「気が進まないけどやってもいいかな」という気持ちであれば問題ありませんが、即座に自分の中で「嫌だ」という感情が出てきたときは、本能的に拒否しているということです。

その感情を無視して彼に合わせていても、幸せなはずの恋愛関係は次第に苦痛なものに変わり、結果続きません。

(2)自分の気持ちを押しつけない

好きすぎる自分を自覚できているならば、それにすべて応えてほしいと要求することは相手にとって負担になる可能性が高い、と認識しましょう。恋愛関係であっても、それぞれお互いの仕事やプライベートがありますのでの事情があるため、連絡の頻度や会える回数をいつも一致させることは無理なことです。

また、お付き合いが長くなればなるほど、自分が抱く「好き」の熱量と、お相手のそれが一致している期間にズレが生じてくるのは当たり前。だからこそ、「相手の状況を考えて行動する」ということを強く意識しましょう。

番外編 「彼女のことが好きすぎる彼氏」が見せる行動って?

最後に番外編として、反対に彼女のことが好きすぎる彼氏の特徴を、男性のアンケート結果から見ていきましょう。気持ちが一方通行になっていないか、こんな男性の行動からチェックしてみてくださいね。(※2)

★彼女のことが好きすぎる彼氏が見せる行動5つ

(1)連絡がマメ

・「いつもLINEとかで連絡しているし、連絡を待っている」(28歳/商社・卸/営業職)

・「連絡の頻度が高いこと、あらゆる手段で会おうとすること」(34歳/医薬品・化粧品/営業職)

(2)いつもベタベタしている

・「彼女にベタベタしすぎて見苦しい」(39歳/その他/販売職・サービス系)

・「彼女にべったりでスキンシップが多い」(36歳/商社・卸/営業職)

(3)束縛が激しい

・「束縛が激しい。友だちの間でも嫉妬するので面倒くさい」(34歳/商社・卸/営業職)

・「束縛が激しくなる。特に(彼女がやりとりする)ほかの異性とのLINEなどを気にしたりする」(26歳/建設・土木/技術職)

(4)彼女にたくさんお金を使う

・「何かしら奢ったり、プレゼントしたりする」(33歳/その他/営業職)

・「プレゼントや奢り、尽くし、貢ぎがすぎる」(35歳/電力・ガス・石油/技術職)

(5)なんでもやってあげてしまう

・「どんなワガママでも聞いたり、どんなものでも買ってあげたりしようとする。マナー違反や困ったことをしても叱ることがない」(33歳/情報・IT/技術職)

・「彼女のために自分を犠牲にしてまで尽くしてあげる」(37歳/人材派遣・人材紹介/その他)

◎「彼女のことが好きすぎる彼氏」が見せる行動まとめ

好きすぎる彼女に対しては、まわりから見ても明らかにデレデレした行動を男性はとってしまうようですね。体裁よりも、彼女と付き合える幸せをアピールしたい気持ちのほうが大きくなっているのかも? こんな態度から、彼の本心を見極めてくださいね。

■まとめ

彼氏のことが好きなのは、決して悪いことではありませんよね。でもそれが所有欲や独占欲に変わってしまった場合、相手にも負担をかけることがあるのではないでしょうか。「好き」という気持ちが一方通行になってしまってはダメ。相手の気持ちを尊重しながら、お互いが思い合えるカップルをめざせるといいですね。

(監修:小日向るり子、文:ファナティック)

※画像はイメージです

(※1)マイナビウーマン調べ
調査日時2017年3月7日〜2017年3月8日
調査人数:280人(22歳〜34歳の恋人のいる女性)

(※2)マイナビウーマン調べ
調査日時2017年3月7日〜2017年3月9日
調査人数:393人(22歳〜39歳の男性)