人はそれぞれ異なる個性を持つものだが、それでも外国人旅行客が渡航先の国民の行動を観察したときに、「その国民特有の行動パターン」に気づくことがある。例えば日本人が中国人を観察したときに気付く行動パターンの1つとしては、「中国人はどこでも痰を吐く」というものがあるだろう。また、「声が大きくて、まるで喧嘩しているよう」、「中国人はルールを守るという概念が希薄」と言ったものもあるかもしれない。

 では逆に、外国人の眼には日本人の行動はどのように映っているのだろうか。日本人特有の行動パターンとは一体どのようなものがあるのだろう。中国メディアの今日頭条が20日付で掲載した記事は、外国人から見た日本人特有の行動パターンについて紹介する記事を掲載した。

 記事はあるさまざまな外国人の意見を紹介している。たとえば、日本人は「食事の前にその料理の写真を撮る」として、例えば機内食を受け取った時などもカメラを取り出して撮影すると指摘した。確かに日本のネット上には、さまざまなレストランの料理の写真が掲載されており、一度も訪れたことのないレストランでもどのような料理が提供されているのか、ネットで検索すれば簡単に写真で見ることができる。

 これは、それだけ多くの日本人が客としてレストランを訪れた際に写真を撮影し、ネットにアップしていることを意味するが、国によってはレストランで料理を撮影することはマナー違反とされる場合があるため要注意だ。

 また記事は、日本人は「褒めらているのに、その言葉を素直に受け止めない」という外国人の見方も紹介。日本には「謙遜」という言葉があり、他人から褒められても、それを一度は否定しておくという人は多いのではないだろうか。こうした謙遜の文化も外国人からすれば不思議な行動に映るらしい。

 こうした行動パターンはどの国の国民でも多かれ少なかれ存在するだろう。こうしたものは良し悪しの問題ではなく、そういう文化だと思って、その違いを楽しむくらいがちょうどいい。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)