好きな人からデートに誘われたら、誰だってふたつ返事でOKしちゃいますよね。でも、そこまで乗り気でない相手やキライだけど断りにくい異性の場合、返答にとても困りませんか?

上手に断れないと相手にも失礼だし、自分自身もストレスがたまるもの。
ということで、お誘いをうまく断るためのテクニックを詳しくお伝えします。

■断り方の基本のステップ


たとえ相手がキライな人であったとしても、お断りする際は大人としてのマナーが必要です。OKの返事をする時よりも、何倍も気をつかうようにしましょう。

【お断り方するときは…】



1. 感謝の気持ちを述べる


誘ってくれたことに対して「ありがとうございます」とお礼を述べます。

2. 相手にお詫びをする


理由はどうあれ、誘いを断るのですから「ごめんなさい」「申し訳ありません」など、お詫びの気持ちを言葉で伝えます。

3. 理由を述べる


そして断る理由を言うのですが、その際はクッション言葉を用いてゆっくりていねいに説明しましょう。
クッション言葉とは、その名の通りクッションのような役割を持つ言葉で、会話の流れを和らげる効果があります。

[例]

・大変残念なのですが(すごく残念なんだけど)
・あいにくなのですが(あいにくだけど)
・せっかくなのですが(せっかくだけど)

などを、会話の最初に付け加えるだけで、断りの言葉の印象がかなり変わってきます。

4. 好感度が上がるひと言をプラスする


誘ってくれた人にもよりますが、相手に合わせて最後にひと言付け加えると、その人は断られても気分よく引き下がれます。気になる彼からのお誘いなら、ぜひ以下の言葉をプラスしましょう。

[例]

・ぜひまた次の機会に誘ってください(また今度誘ってね)
・誘っていただきうれしかったです(誘ってくれてうれしかったよ)
・次はこちらからお誘いしますね(今度は私から声かけてみるね)

■関わりたくない相手に対しての断り方


今後もお付き合いする可能性の高い相手なら、基本の断り方で問題ないでしょう。一方、苦手な人や関わりたくない人、二度と会いたくない人などの場合は悩みますよね。

とはいえ、仕事関係やその他の理由でムゲに断れないこともあるはず。そういう相手の場合、時にはうまくごまかすことも覚えておきましょう。

【日にちはにごす】


断る際に、日にちをはっきり指定してその日はむずかしいと伝えてしまうと、「じゃあいつならいいの?」と、聞き返される可能性があります。なので…

「今は空いているけれど、急な仕事が入るかもしれません」「まだ予定がはっきりしないので…」など、わざと曖昧な返事をするのです。

【態度で示す】


勘が良い人なら、曖昧な返事をされた時点で、誘われたくないというニュアンスを感じとるはず。ですが、中には気づくまでに時間がかかる人もいるでしょう。
そういう場合は、大げさにはならない程度に、表情や態度でも表すほうがいいかもしれません。

たとえば、目をなるべく合わせないようにする、声のトーンを少し暗くする…など。

【周りの人への相談も】


最近はSNSなどで気軽に知り合うこともできる時代だし、あまりよく知らない相手から誘われることもあるでしょう。
少しでも不安を感じたら、はっきりと断ることも必要です。必要以上にしつこくされた時には、ひとりで悩まず、周りの人に相談するようにしてください。

■最後に


断るのって結構むずかしいですよね。もし自分が逆の立場だったら、ズバリ言われると、傷ついたり自分を否定されたりした気持ちになるかもしれません。

ですから、今後も関係が続く相手なら、思いやりと誠意をもってお断りするようにしましょう。

そうでなければ、あなたが本当に好きな人と結ばれたいと思ったときに邪魔立てされてしまう可能性も…。
今後、良い恋をするためにも、「ムリ」だと感じる人へのお誘いには誠実に対応するのが大事ですよ。

ライタープロフィール


バニラ
美容業界に30年近く関わり、エステテティシャン、カウンセラー、サロンオーナーなど常に第一線でお客様と接する。現在は美容系、メンタル系の資格や経験を活かし、講師やコンサルティング業の他に、美容スペシャリスト&ライターバニラとして活動中!
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