おなじみの会員制倉庫型店コストコ。店舗もBIG!商品もBIGサイズ!

【写真7枚】コスパ最強!コストコの絶品肉を写真でじっくり見る

冷凍保存でたっぷり食材をストックしておきたい人には、うってつけのマーケットだ。本場アメリカはもちろん、国産の食品も手に入る。

筆者は自宅に近い入間倉庫店をよく利用している。全国に店舗があり、扱い商品はだいたい同じだが、店舗ごとに初めて出合う商品を見つけるのも楽しい。

多いときは週に2〜3度通っている。まるで美術館の絵をじっくり観るように、陳列された食材を見つめてきた。いや見つめるだけでなく食べてきた。

なかでも一番注目してきたのが「肉」である。食いしん坊で、大食漢の家庭に育った私が、コストコでいつもリピート買いしている「うまいお肉」を5品紹介したい。

1. コストコデリカで超人気の「ロティサリーチキン」699円。ブラジル産

皮はパリッと香ばしく、中はやわらかくてしっとりジューシ〜! 鶏一羽丸ごとローストチキンが、二度見するぐらいの安さで味わえるとあって人気が高い。

入間倉庫店の店内キッチンでは、ガラス越しに回転式のオーブンでじっくり焼き上げる様子を見ることができる。ズラリと並んだアメ色に焼けた丸鶏たち。

なんというよい眺めだろう。こんがり焼き上がったローストチキンは、電子レンジ加熱OKのトレイにパッケージされ、「トレイが熱くなっております」と笑顔で運ばれてくる。

冷めても美味しいのだが、自宅で上蓋を取り、レンチン(レンジでチン)すれば焼きたての味わいが復活し、4〜5人で食べられる堂々のメインディッシュとなる。やはり買ったその日に食べたい。

人数が少ないときは、レッグと半身をそのまま食べ、残り半身をリメイク料理に利用。

ひと通り食べたら、骨を使って鶏ガラスープをとったり、サムゲタン風に料理できたりする。

冷凍保存も可能で、胸肉の部分は繊維を断ち切るようにナイフで1cmほどにスライスすればサンドイッチに。

切り分け方で、グラタン、スパゲティ、カレー、チャーハンなどの具材にも。

また、手で肉の繊維に沿って割けば、棒棒鶏にもなる。クリスマスシーズンには、整理券が配られるほど人気である。

2. プライムビーフ肩ロース焼肉 1400g〜1800gのパッケージ 100g 200円前後(円安の影響を受け値段が変動180円〜230円ほど)

アメリカンビーフの格付けで、一番ランクの高いのが、「プライム」。

USDA(米国農務省 日本でいう農林水産省)では、アメリカンビーフのクオリティは8つに等級分けされている。

日本に輸入され私たちが目にするアメリカンビーフの代表は、赤身の多い低脂肪の【Select セレクト】、サシも、柔らかさも、味わいもジューシーさも兼ね備えつつ、高品質でリーズナブルな【Choice チョイス】。

赤×青×白でCHOICEと書かれたシールが目印。アメリカンビーフの中では、2番目のグレードである。

コストコではこれまでこのグレードのお肉たちが勢揃いしていたのだが、最近では、さらに上のグレードが目立って登場している。

高級レストランやステーキハウスなどで、食べることができる肉、それが赤×青×金のゴールドのシールが目印の【Prime プライム】だ。

アメリカンビーフのなかでも最高級のグレードであるプライムビーフ。

サシの美しさ、やわらかさ、ジューシーさは格別で、味わいの豊かなことといったらない。

日本のお肉のランクで言えば、最高和牛の「A5ランク」に相当し、いわばアメリカンビーフ界の氷山の一角だ。

アメリカから輸送される間に熟成がすすみ、店頭に並ぶころ最高の食べごろになるという。

焼肉と表記されているが、1切れ160g前後あるので、まさに小振りのステーキ!フライパンを熱し、表面を手早くこんがりと焼きあげるミディアムレアの状態が格別。

お肉好きならわずかな塩だけで肉の旨味に舌鼓を打ちうっとりする。

ひと口大に切って、完全に火を通してもやわらかく、子どもも思わず「おいし〜」と笑顔になる。おすすめは、そのまま塩胡椒で。

ガーリックチップやホースラディッシュやマスタードなどを添えても楽しめる。

冷凍で1ヶ月保存が利くので、常備しておけば、突然の来客へのおもてなしになる。

サラダ+プライムビーフのステーキ+マッシュポテトのワンプレートで、来客のおもてなしになること請け合い。

ビーフストロガノフや、ハーブソルトを使い、ミディアムに焼いたあとお刺身のようにナナメにカット。

皿中央に一列に並べ、玉葱すりおろし+ポン酢をまぜたソースを中央1列にかけブロッコリースプラウトなどで飾る薄切りステーキは、パーティーの主役になる。

3. 国産豚肉ロース薄切り 100g167円(購入当時金額 価格には変動がある)1.3〜4kgぐらいのパッケージ

このお肉に出合って以来、我が家のロース肉はコレ!とリピートしているロース豚肉。

薄切りというよりも存在感のある厚みもあって、甘み、やわらかさ、ジューシーさともに満点。

見た目にも美しいサイズの揃ったお肉だが、サシが入っているものや赤身が多いものなど、どのパッケージを選んで間違いなく美味しく、あたりハズレなし。まずは、塩こしょうのみの味付けだけで焼いて食べてみてほしい。

しっとりとしていて、のどごしがいい豚肉なのだ。

豚肉なのにのどごし?とつっこみたくなるが、それほどになめらかな上質の豚肉。

煮ても焼いても、固くならず、やわらかくジューシーなままなので、どんな料理も上等に仕上がる。

生姜焼き、味噌焼き、鍋、煮込み、ピカタなどなんでもOK。料理の腕が上がったかな?と思わせるほどだ。

冷めてもやわらかくお弁当にもピッタリ。我が家では、購入後調理する分を残し、すぐに5枚ずつ並べて平らにラップし、ピタッとシート状にして大きなジップロックに入れて冷凍保存。
解凍しやすさを考え、空気に触れにくくするためだ。

常温に戻し調理。1ヶ月保存が利く。

4. 国産豚肉小間切れ 100g 100円前後 2kg前後のパッケージ

コストコのリピーターなら、このお肉のお世話になっている人も多いという超人気豚肉細切れ。

ドドーンと2kgの小間切れなのだが、よく観察してみると、「これが小間切れですか?」とパッケージに問いかけたくなるほど、大きめの肉、厚みのある肉、またさまざまな部位の不揃いの肉がランダムに入っている。

とはいっても、普通のスーパーで見かけるひらひらした小間切れとはわけがちがう。しっかりと厚みのある大きなお肉まで入っている。

前述の国産豚肉ロース切りをリピートしているとよくわかるのだが、小間切れなのにロース薄切りと同じ肉がちゃっかり入っていてお得感が感じられる。

赤身の多いもの、脂肪の多いものと、パッケージによりバラつきがあるので、このパッケージをじーっと凝視して好みで選ぶとよい。

お肉のサイズや種類がパッケージの中でもなんとなくまとまっているので、お肉の種類ごと、料理別ごとに小分けし、ラップ。ジップロックに入れれば冷凍保存がきく。

解凍のしやすさを考えて、100gずつ保存してもいい。こちらも煮てよし、焼いてよし。小さくカットされたものほど、保存期間は短くなる。

1ヶ月ほどで使いきると美味しい状態が保たれるようだ。

5.さくらどり むね肉 2.4kg 600g×4Pack 1200円前後(価格に変動あり 1000円以下のときもある)

以前は、さくらどりもも肉がコストコのお肉のなかでも人気だったが、最近はこのむね肉が人気なのだとか。

胸肉には、イミダペプチド成分という栄養素があり、疲労回復に効果があるそうだ。

高タンパク、低脂肪のむね肉はヘルシーで、ダイエットにもよい。コストコのさくらどりは、店頭に並ぶまでに一度も冷凍しておらず、さらにビタミンEが通常の鶏肉の3倍。

600gずつ密閉パッケージされているので、友人とのシェアがしやすいのも嬉しい。

鶏肉独特の臭みやクセがなく、身がプリッとしていて鮮度が違う。しっとりとしていて、肉質がとてもやわらかい。

塩こしょうのみでもよし、クレイジーソルトなどでチキンソテーにしてもよし。

たまごでとじた親子丼は、とてもふんわり仕上がった。また野菜などを巻いた、鶏ハムにも最適だ。

冷凍保存は、パッケージをあけると600g(1〜2枚)入っているので、薄切り(チキンカツ)、鶏ミンチ(鶏そぼろ、肉味噌)、一口大に切ったもの(からあげ、シチュー、カレー)を冷凍しておくと、解凍してすぐに料理に使えて便利だ。

コストコのスタッフに、肉の冷凍保存期間を尋ねると、だいたい1ケ月という目安を教えてくれるのだが、この胸肉、2ヶ月間冷凍した後、解凍しても風味がよく美味しかった。

こうして書いていても、後から後からコストコ肉愛があふれてきてそわそわしてしまう。入間倉庫店は筆者の自宅からクルマでわずか10分。明日もまた出かけてしまいそうだ。