ダイハツ工業は11日、新型軽乗用車「ムーヴ キャンバス」の累計受注台数が、9月7日の発売から約1カ月の10月10日現在で月販目標台数の4倍となる約2万台に達し、大変好調な立ち上がりになったと発表した。

「ムーヴ キャンバス」は近年の女性の行動特性に着目し、普段の暮らしに少しの変化を与えることで、自身のライフスタイルを楽しむ女性をターゲットに企画・開発を行った軽乗用車。近年の親との同居世帯の増加にともない、世帯内でクルマを共有する傾向が増えているといった使用実態にも目を向け、幅広い世代で使いやすい軽自動車をめざしている。

これらの市場背景を敏感にとらえ、デザイン性と機能性を両立した新感覚のスタイルワゴンとしたことで、世代・トレンド評論家の牛窪恵氏の定義した「育自ウーマン」(自分磨きや自己投資を怠らず、アクティブに新しい何かを求める女性)を中心に「この背の高さで、スライドドアはありそうでなかった」「かわいいデザインや、個性的なカラーが好み」などの意見が寄せられているという。

「ムーヴ キャンバス」のおもな購入層は20〜30代女性で、シックなカラーは男性にも好評だという。その他、好評な点として「全高1,655mmと水平基調のロングキャビンによる、のびやかなスタイリング」「ストライプスカラーによる、新感覚の2トーンカラー」「クラス初の両側スライドドアと、新開発の『置きラクボックス』による、抜群の使い勝手」「パノラマモニターやAFSなど、運転が苦手な方にも安心の新装備」「ダイハツならではの高い基本性能による、街乗りでのフラットな乗り心地の良さ」を挙げている。

(木下健児)