大型ショッピングセンター「イトーヨーカドー」がなぜかコンビニサイズになっている店舗があるとTwitterで話題になっている。一体何が何だがわからないこの事態はなぜ起こっているのだろうか。

コンビニサイスのイトーヨーカドー


イトーヨーカドー小型化を伝えたTwitterは@miyazarさんの「西日暮里の裏手にあったセブン-イレブンが、そのままの店舗の広さのままイトーヨーカドーになってらー。最小のイトヨーでね?これ」というツイート。アップされた写真には「セブンイレブン」の店舗に「イトーヨーカドー」のロゴだけが付けられたような建物の画像が写っている。

このツイートはすぐに拡散され「何があったんだ!?www」「いや、確かに同じ企業だけどさ……」「まいばすけっと的なことですか? だとしたら俺歓喜なんだが」「一人暮らしにとっては小型ヨーカドーとか最高すぎる」といった反響が上がっていた。

小型イトーヨーカドーの正体


実はこの店舗、セブン&アイ・ホールディングスでは初の「ネットスーパー専用店舗」。イトーヨーカドーではこの店舗ができるより前からネットスーパー事業を行っていたが、既存店だけでは注文に対して半分から70%しか応えられなかったため、この形態の店舗を建てたのだという。営業は昨年から始まっている。

「ネットスーパー専用店舗」といっても、その場で普通に商品を購入でき、ネットスーパーのように多種多様の品ぞろえをしているようで「日替わり弁当や、時にはあっと驚く商品」まであるとのこと。では普通に店舗営業をしているのなら、一体どこにネットでの大量注文に対応できるだけの商品が保管されているのか。

コンビニサイズの店舗は、実は「酒類販売免許」などを取得するために設置したもので、その後方にある倉庫のようなものこそ、「ネットスーパー専用店舗」の実態。全長600メートルもあるコンベアや専門の端末が設備されており、従来の店舗での対応の約5倍にあたる1日2,000件の出荷を行うことが可能なのだ。