夏休みには楽しい思い出がたくさんありますが、学生のうちは宿題に悩まされますよね。とくに自由研究は、毎年ネタ探しに苦労したもの。時間がなくて中途半端なものを提出してしまったり……。そこで今回は、「我ながらひどかったと思う自由研究」を大学生のみなさんに聞いてみました。

■同じものでごめんなさい!

・姉のを丸ぱくり(男性/21歳/大学4年生)
・友達がやったものを転校先でパクった(女性/21歳/大学4年生)
・小学生時代にやった自由研究を中学生時代にも同じ内容で提出した(男性/21歳/短大・専門学校生)
・何年か前に受賞した自由研究を少し変えてパクった(女性/19歳/大学1年生)

過去のものを再利用したり、誰かの作品をパクってしまったり。担任が変わるごとに使いまわしていたツワモノもいました。

■家族総動員でやっつける!

・お母さんに全部作ってもらった(女性/20歳/大学3年生)
・父がほとんど作ってしまった貯金箱を提出して、賞としてコースターをもらった(女性/21歳/大学4年生)
・父が作った本棚をそのまま提出して、反応が普通だったこと(男性/24歳/大学4年生)
・妹が作ったステンドグラスを自分の自由研究として提出した(男性/21歳/大学3年生)
・お母さんがつくったので完璧すぎて自分で作ってないのがばれそうだった(女性/21歳/大学4年生)
・ばあちゃんが作った巾着袋もってったらぬい目等ですぐばれた(女性/19歳/短大・専門学校生)

親にお願いすると完成度が高くて先生にもバレそうですが、反応が普通だったという声も。子どものレベルに合わせてくれたのかも?

■ちょっとシュールな作品も

・粘土をまるめて固めただけのうさぎ(女性/22歳/大学4年生)
・ダンボールでパズルのようなものを作ったが、形と塗装が劣化していってボロボロになってしまった(男性/18歳/大学1年生)
・紙飛行機を折っただけ(女性/18歳/大学1年生)
・トイレットペーパーを丸めただけの工作(女性/19歳/大学1年生)
・夏休み終了5時間前に気づき、日本地図書いて終わり(女性/19歳/大学2年生)
・発泡スチロールにとうもろこしの葉とひげを付けてとうもろこしを作ったこと(男性/22歳/大学4年生)
・自由工作で、ペットポトルに穴を開けて色を塗るだけの作品はひどかったと思う(男性/19歳/大学1年生)

難しいタイトルをつければ、現代アートとして認められる!? なんてことはなく、低い評価をつけられてしまいそうです。

■痛恨のミス!

・貯金箱を作ったのはいいが、お金を出すところを作るのを忘れた(女性/19歳/大学2年生)
・小さな本棚を作ったが、戸が開かなくなってしまった(男性/18歳/大学1年生)
・野菜を育てるのを2回も失敗した(男性/21歳/大学3年生)

せっかくがんばったのに、ツメが甘くて残念な結果になってしまった人も。やったことに意味があるんです!

■研究の目的は?


・自動販売機巡りをして、自動販売機ごとにどんな飲み物が売られているのか調べた。何の意味もない研究だったと思う(女性/19歳/大学1年生)
・ジャムの味比較、忙しく手っ取り早くやろうとした結果そうなった。なにも言われなかったが、後から振り返り我ながら手抜きだと感じた(男性/23歳/大学4年生)
・パンの腐り具合をみる研究(女性/22歳/大学4年生)
・ご飯を何色で着色したものが一番食べたくないかを、実験もせずに絵を描いて想像で提出した(女性/20歳/大学3年生)

どうしてそれを調べようと思ったのか? 謎のテーマが並びますが、きっと当時は興味があったのかもしれませんね。

■納得いかない!

・その宿題があることを提出日の一日前に知り、慌てて家にあるものを使ってしおりのようなものを作ったが、手抜き感満載のペラペラなものだったため悲しくなった(女性/18歳/大学1年生)
・ミカンで発泡スチロールを溶かす研究。溶かした発泡スチロールの写真を乗せて提出したが、実際変化がほとんどないただの発泡スチロールの写真でおもしろくもなんともなかったから(女性/21歳/大学4年生)
・1日で終えた自由研究。テーマはそこそこのものだったが1日で実験から清書までしたので内容が薄っぺらいものだった(女性/19歳/大学1年生)

時間があれば、もっといいものができたのに……。もっと見栄えがよければ……。失敗することがあっても、そこで学べたことも多いはず。

自由研究は時間がかかるとわかっているのに、ギリギリまで放置してしまう……。その結果、やっつけ仕事になってしまうようですね。それでも、提出するだけエラいのかも!?

文・OFFICE-SANGA 藤井蒼

マイナビ学生の窓口編集部
調査時期:2016年8月
集計対象数:大学生男女402人