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by Leo Prieto

Appleの元CEOスティーブ・ジョブズ氏の愛車はベンツのSL55 AMGでしたが、法律の抜け穴を利用し、ナンバープレートの掲示を回避していたことが知られています。しかし、新たな法律によって、2019年からジョブズ氏の行っていたナンバープレート回避方法が行えなくなります。

California closes the Steve Jobs license plate loophole | Ars Technica

http://arstechnica.com/cars/2016/07/steve-jobs-loophole-closed-california-wants-temporary-license-plates/



これまで、カリフォルニアの車両法では「新車を買った場合は、ナンバープレートを登録してから車両に取り付けるまで最大6カ月間の猶予を設ける」ということが規定されていました。ジョブズ氏はこの内容を逆手に取ってベンツをリースしている会社と契約を結び、新車のベンツSL55 AMGに6カ月間乗った後に車を売り払い、全く同車種の新車に乗り換えるという行動を繰り返していました。

ジョブズの愛車ベンツにナンバープレートがなかった理由 - GIGAZINE



上記のような方法を利用すればジョブズ氏でなくともナンバープレートの掲示を回避できたわけですが、現地時間の2016年7月25日(月)にカリフォルニア州知事のジェフリー・ブラウン氏が抜け穴をなくすための新しい法律を承認。新法は2019年から施行され、新車には暫定的なナンバープレートの設置が求められるようになります。また、新法は車両の販売者に、車の購入者・ディーラーの名前や住所、販売日時など詳細情報の提出をもとめるシステムを作り上げるとのこと。

なお、新法は、ひき逃げした車がナンバープレートをつけていなかったためドライバーが特定できなかったという2013年の事件を受けて制定されたものとなっています。