▽5日に行われた国際親善試合のスウェーデン代表vsウェールズ代表は、スウェーデンが3-0で快勝した。

▽スウェーデンを率いるハムレーン監督は、中盤フラット型の[4-4-2]のフォーメーションを採用。中盤に右からラーション、シェルストレーム、レヴィッキ、フォルスベリを並べ、前線にはベリとイブラヒモビッチを起用した。一方、ウェールズを率いるクリス・コールマン監督は、[3-5-2]のフォーメーションを採用。中盤のアンカーに D・ヴォーンを配し、右からアンディ・キング、ラムジー、J・ウィリアムズ、テイラーを起用した。なお、ベイルはベンチスタートとなった。



▽試合は開始26秒に左サイドを駆け上がってボックス左に侵入したM・オルソンが、角度のないところからシュート。4分には、左CKからルスティグがヘディングでゴールを狙うなど、立ち上がりからスウェーデンが猛烈な勢いで押し込んでいく。

▽一方、時間の経過と共に落ち着きを取り戻しつつあったウェールズだったが、防戦一方の展開は変わらない。20分にはボックス内右でレヴィッキの落としからボックス右外付近でイブラヒモビッチに右インサイドでコントロールシュートを許す。GK ヘネシーは反応できなかったが、ボールはわずかに左へと逸れた。

▽攻勢が続くスウェーデンは40分に均衡を破る。カウンターからロングボールを敵陣中央で受けたイブラヒモビッチがボールをキープ。そこから左サイドでタメを作ってマイナスのパスを送ると、ボックス左付近で受けたフォルスベリが左足で左隅に流し込んだ。

▽迎えた後半もスウェーデンが押し込んでいくと、57分に追加点を奪う。左CKから競り勝ったルスティグがヘディング。これはGK ヘネシーに阻まれるも、こぼれ球をエリック・ヨハンソンがシュート。再びDFにブロックされるも、ルスティグが押し込んでリードを2点に広げた。

▽2点のビハインドを負ったウェールズは、64分にエースのベイルを投入。徐々に押し込む場面をつくると、84分に右CKの流れからバーンズが決定機を迎えるも、このチャンスを逃がしてしまう。すると87分にスウェーデンにとどめを刺される。

▽カウンターからロングボールを受けてDFの背後を取ったグイデッティがゴール左隅に冷静に流し込み、勝負あり。イブラヒモビッチの活躍などにより3-0で快勝したスウェーデンは、13日に行われるユーロ2016初戦でアイルランド代表と対戦する。一方、攻守に課題が残る結果となったウェールズは、11日にスロバキア代表と対戦する。