保育士を目指す高校生らが3月25日午後8時、国会前で、給与アップなどの待遇改善を求めて声を上げた。

抗議行動は、保育士を目指す男子高校生のソラさん(16)がTwitterで呼びかけ、寒空の下、国会前に「保育士の給与を上げよう」「保育士の月給10万円UP」などと書かれたプラカードを手にした当事者たち80人ほどが集まった。ソラさんがマイクで先導し、国会前には「保育士の待遇今すぐ改善」「保育士なめんな」「子どもの未来に税金まわせ」とコールが響いた。

Twitterを見て駆けつけたという60代の元保育士の女性は、弁護士ドットコムニュースの取材に対し、保育士の待遇が「ひどいの一言」と断言。「年収にして200万円を切るという話も聞いていて、まともに生活できる給料ではない。人の命を預かる仕事で、肉体的にも精神的にも激務なのに、そんなバカなことが許されるか。まず必要なのは給与アップ。年収にして300万円以上は保障するべき」と話した。

(弁護士ドットコムニュース)