[画像] 『フルハウス』、一風変わったキャスティング秘話<女優編>

1987年から1995年までアメリカで放送され、大ヒットしたファミリー・シットコム『フルハウス』。先月より米Netflixで配信が始まった続編『フラーハウス』が好評を博し、シーズン2の製作も決定したばかりだ。オリジナル版から登場しているメインキャストについて、番組クリエイターのジェフ・フランクリンが1980年代当時のキャスティングの裏話について米Varietyに語っている。

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フランクリンによると、『フルハウス』の完璧なキャスティングは通常とは異なったプロセスを経ることで実現したという。今回は、昨日の<男優編>に引き続き、<女優編>のキャスティング裏話をご紹介しよう。

■キャンディス・キャメロン・ブレ(D.J.ターナー役)
「キャンディスが台本の読み合わせにやって来たのは、オーディションの過程で本当に初期の段階だった。彼女はとても自然だったよ。やらせっぽかったり、わざとらしかったりするところは何もなかった。完全に普通の子どもで、可愛くて面白かった。どこにでもいそうな子どもに若い視聴者は共感するだろうと思ったよ。彼女は当時子役だったカーク・キャメロンの妹だったが、それは単におまけの情報であって、配役にはまったく関係なかった。彼女がこの役にぴったりだったんだ」

■ジョディ・スウィーティン(ステファニー・ターナー役)
「ジョディは、4歳の時に『Valerie』というドラマの出演経験があった。その番組のプロデューサーが『フルハウス』製作総指揮のロバート・L・ボエットとトーマス・L・ミラーなんだ。二人からジョディの映像を見せられた僕は、『分かった。この子のための役を書くよ』と言ったんだ。だからステファニー役はオーディションがなかった。別のシリーズの演技をもとに、キャスティングされたということだよ」

さらには、『フラーハウス』シーズン1への出演は実現していないが、オリジナル版でミシェルを演じたオルセン姉妹についても、番組でどのようにレギュラーになったのかを明かしているので、加えてお伝えしたい。

■メアリー=ケイト&アシュレイ・オルセン(ミシェル・ターナー役)
「どんな風になるのか、最初はまったく分からなかった。毎週電話をして、二人が番組に来られるかどうかを尋ねていた。シリーズの契約は結んでいなかったんだ。二人と仕事をすればするほど、彼女たちの素晴らしさが分かったよ。感情表現が豊かで、愛らしくて、大きな青い目をしていた。一度も期待はしていなかったが、毎週僕らが望んでいたものを与えてくれた。それが楽しいサプライズだったよ。だんだんと二人が毎回番組に加われると分かってきた。彼女たちの存在で番組が特別なものになったから、僕らはミシェルを毎エピソードに書くようになり、そしてシーズン1が終わるとすぐに、シリーズ契約を結んだんだ」

フランクリンはオルセン姉妹に関して、「『フラーハウス』の企画をし始めた時、二人はファッション業界で多忙だったため、俳優業はストップしていた。だからレギュラー出演はできないと分かっていたよ。でも時々出てくれるといいね」と話している。シーズン2での復帰についての話し合いはまだなされていないそうだが、製作陣がオルセン姉妹の再出演を望んでいることは確かなようだ。(海外ドラマNAVI)

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