(台北 18日 中央社)台湾の元慰安婦を支援する人権団体「婦女救援基金会」は17日、台湾初の慰安婦記念館を9月に台北市内にオープンさせると発表した。3月8日に看板かけ式が行われる予定。

古い街並みが残る同市の迪化街に開かれる同記念館では、台湾の元慰安婦が関わった人権運動の史料などが展示されるほか、性暴力に関する教育を行うスペース、カフェなども設置される見通し。

同基金会の康淑華執行長は、展示などを通じて社会の人々、特に若い世代に、女性の人権問題である慰安婦について知ってほしいと語っている。

2年間で必要な費用は2000万台湾元(約6900万円)で、基金会は不足分の1800万台湾元(約6200万円)について、広く募金を呼びかけている。

基金会によると、存命している台湾の元慰安婦は3人だという。

(許秩維/編集:杉野浩司)