Appleの主力製品であるiPhoneには、ディスプレイが5.5インチのiPhone 6 Plus/6s Plus、4.7インチのiPhone 6/6s、4インチのiPhone 5sという5機種がラインナップとして存在します。4.7インチと5.5インチには最新のiPhoneが登場しているのに対し、4インチサイズのiPhoneは2013年に発売されたiPhone 5sが引き続き販売されている状態。小ぶりなサイズがちょうど手にフィットするので今でも根強い人気がある4インチiPhoneですが、2016年前半に最新のA9チップを搭載して装いも新たに登場する、と台湾の証券会社であるKGI証券のアナリストMing-Chi Kuo氏が予測しています。

Apple Predicted to Launch A9-Based 4-Inch iPhone in Early 2016, iPhone 7 Plus to Carry 3 GB of RAM - Mac Rumors

http://www.macrumors.com/2015/11/03/kuo-4-inch-iphone-2016-iphone-7-ram/

KGI証券の予測によれば、iPhone 5/5s/5cと同じ4インチサイズのiPhoneの根強い人気を受け、Appleが2016年初頭に新型4インチiPhoneをリリースする模様。

その理由について、廉価版のiPhone 5cよりもiPhone 5sの方が今だに人気が高く、ハイスペックな4インチiPhoneが求められているから、とKGI証券。新型4インチiPhoneの発売時期は2016年初頭で、金属筐体と最新のiPhone 6s/6s Plusに搭載されているA9チップを採用することになるだろう、と予測しています。また、最新のiOS 9やその次の世代のiOSをスムーズに動作させるためにも、最新のiPhoneにはA9チップを採用するだろうと考えられています。



Kuo氏は新型4インチiPhoneはiPhone 6s/6s Plusで採用された「3D Touch」をサポートしないと見ており、これによりフラグシップモデルの2機種と差別化が図られるとのこと。Kuo氏は「Appleは2016年の終わりまでに新型4インチiPhoneを2000万〜3000万台ほど出荷できる」と、新型4インチiPhoneの出荷台数についても述べています。

また、来年登場すると見られる新型iPhoneの「iPhone 7」は、従来通り2016年の第3四半期に登場すると予測。従来と異なるポイントとしては、「4.7インチのiPhone 7が2GBのRAMを搭載し、5.5インチのiPhone 7 Plusは3GBのRAMを搭載する」と予測しており、異なるRAMが載せられるのは「端末のパフォーマンス上の理由から」とKuo氏。

なお、Kuo氏は4インチiPhoneのサプライヤーはFoxconnになると見ており、搭載されるA9チップはTSMC製のものになる、としています。



Kuo氏の予測が掲載されたMac Rumorsのコメント欄には「この噂が本当であってくれ!」「僕は大きいタイプを購入するけど、多くの人が4インチモデルを愛してやまないだろうね」という好意的な意見から、「でもまだストレージは16GB」とコメントする人までさまざまでした。