−−先ほど清楚に戻ってきたという話もありましたが、今回の『スーパーヒーロー』は、個性の強いエビ中のシングルとしては珍しい、王道な曲に感じました。ご本人たちの印象はいかがですか?

真山:この曲はYuReeNaさんという女性アーティストに提供いただいたんですけど、すごく正統派だなと思いました。私たちは学校をコンセプトにしているユニットなんですけど、YuReeNaさんが受験期に友だちに宛てた応援歌で。私たちは今までも等身大の曲を歌ってきて、この曲は等身大だけど、色んな人に刺さる応援歌。聴き方によって色んな捉え方があって、こうバァーンっと直接表現してくれるような応援歌は、なかなか無かったから、すごく良い曲だな、大切に歌いたいなと思いました。

柏木:最初の安本(彩花)のパートで、朝から「アラームのベルをとめて」という歌詞とか、自分と一緒だなと感じたり。スーパーヒーローというタイトルなので、「自分のスーパーヒーローは誰なのか?」考えたりしましたね。

中山:歌詞の一つ一つが、すごく心にきて。曲の世界観に入って、何かを考えさせられてたり、何回聴いても、長さを感じさせない、あっという間に終わっちゃう感じがします。



私立恵比寿中学 10月21日発売 9thシングル『スーパーヒーロー』

初回生産限定盤A、初回生産限定盤B、通常盤(左→右)

−−どんな人に聴いてもらいたい、自分だったらどんな時に聴きたいと思いますか?

中山:私は、家に一人でいる時とかも、よく聴いていますけど、スーパーヒーローだから、悲しくなった時に聴いてほしい。

柏木:私も上手くいかない時は結構あるし。例えば、友だちが部活で試合に負けた時とかに、この曲を聴いて少しでも元気になってもらいたいし。受験とか、大人の方でも今何か一つの目標に向かって頑張ってる人とかにも、「これ聴いて頑張ろう!」と思える曲だと思うので。

真山:私は、落ち込んで、泣き腫らした次の日の朝に聴きたいなと思って。まだ、そういう経験はそんなにしてないですけど、本当に挫折している人からすれば、挫折という挫折ではないと思うんですけど、それでも生きていく中で落ち込む日も、失敗したなと思う日はあるから、そういう日の次の日に聴いたら、落ち込む気持ちも多少残っているけど、聴いて「今日も頑張ろう!」って、自分の中で納得できる曲だなと思うので。特に最後のサビの歌詞がすごく好きで、人間らしい歌詞だから、「自分も今日も人間らしく頑張ろう!」って思えるから、皆さんにもそういう時に聴いて欲しいなと思います。



−−少し先の話ですが、12月12日と13日に控えるさいたまスーパーアリーナでの「年忘れ大学芸会2015」に向けて、今から考えていることはありますか?

真山:前回、さいたまスーパーアリーナでやらせていただいた時は9人で。今回8人になって初めてのさいたまスーパーアリーナで。単独でアリーナクラスってさいたまが初めてだったから、私の中ですごくスタートラインという感じがするんですよ。8人での新たなスタートラインがここで切れるなと思っていて。

今年Mステさんとかに出させていただいて、知ってくださる方とか、街で声をかけてくださる方が増えたり、自分たちの生活がすごく変わったんですよ。そういうことへの恩返しだったり、これからもっと知っていただくための、何か新しいことなのか、皆さんが「わぁ、すごい。エビ中きてるぜ!」と思ってもらえるようなステージにできたらなと思ってます。

−−年忘れと言えば、NHK紅白歌合戦にも出演したいですよね。

真山:毎年スケジュールを空けているんですけど、出たいですねー。実は、今回のスーパーヒーローのカップリング『こりゃめでてぇな』は、紅白を意識した歌なんです。

柏木:「紅 and 白」。

真山:『金八DANCE MUSIC』を歌ってMステさん出れたので、『こりゃめでてぇな』を歌うことによって紅白に出れたら、めでてぇなって思います(笑)。