フジテレビノイタミナ枠で10月8日から放送を開始するテレビアニメ「すべてがFになる THE PERFECT INSIDER」の先行上映会「すべてがFesになる」が、9月30日に東京・Zepp Tokyoで開催された。

「すべてがFになる THE PERFECT INSIDER」は、森博嗣氏のミステリー小説「すべてがFになる」と「四季」シリーズが原作。天才プログラマー・真賀田四季(まがたしき)の研究所で、両手両足を切断された死体を発見した大学准教授・犀川創平(さいかわそうへい)と学生・西之園萌絵(にしのそのもえ)が、不可思議な密室殺人の謎に挑む姿を描く。

「すべてがFesになる」では、エンディング主題歌「ナナヒツジ」を歌う3ピースバンド・シナリオアートのライブで幕を開け、全4曲が披露された。

続いて、犀川創平役の加瀬康之、西之園萌絵役の種粼敦美、真賀田四季役の木戸衣吹の3名が、お題に沿ってトークを展開。「難しい台詞が多い」というお題に対して、木戸は「哲学的なことをたくさん話すため、理解するのに苦労する」と、知的なキャラクターを演じる難しさを吐露。「実写ドラマ感覚で観られる」というお題では、本作の音声収録が声優の芝居に合わせてアニメを描く手法「プレスコ」を用いていることにも触れられた。漫画家の浅野いにお、映像ディレクターの関和亮、映像作家の橋本麦ら他業種のクリエイターが多数参加している本作ならではの「異業種コラボレーション」というお題では、木戸が浅野のキャラクターイラストから演技のヒントを得て、自然な芝居でオーディションに挑んだことも明かされた。

トークのあとは、本編第1話と第2話の先行上映が行われ、ラストはオープニング主題歌「talking」を歌うKANA-BOONが登場。同楽曲のほか3曲で、イベントを締めくくった。

なお、イベントで初公開されたオープニングとエンディングの映像が、10月8日18時までYoutubeで公開中。オープニング映像は実写映像をトレースした手法「ロトスコープ」、エンディング映像は全編プログラミングを用いて生成された「ジェネレイティブ・アート」で制作されている。

そのほか、公式サイトでは10月23日まで、萌絵の出題する暗算問題の解答時間を競ったり、創平からの謎解き問題に挑戦する参加型企画を開催中。成績優秀者には抽選でオリジナルTシャツがプレゼントされる。