<ダイヤモンドカップゴルフ 3日目◇26日◇大利根CC 西コース(7,101ヤード・パー70)>
5打差から逆転優勝へ。石川遼は『アジアパシフィックオープン ダイヤモンドカップ』3日目を3バーディ・1ボギーの安定したゴルフでスコアを2つ伸ばし、8位タイに浮上。3日目に光明を見えたパッティングと、アグレッシブな攻めで得た好感触を活かして、最終日の決戦に挑む。
先週のANAオープンをフォトギャラリーで振り返る!
ホールアウト後、間髪いれずにパッティンググリーンへ向かった石川。理由は「後半9ホールはすごくいいパッティングができて、ミスパットがほとんどなかった。その感覚を忘れないように」。前半は5番、6番など2m弱につけたチャンスを逸して、1つスコアを落とす展開となったが、後半は3バーディ・ノーボギーで巻き返した。
前半は狙ったところに真っすぐ打ちだせていなかったパットだが、後半に入ると感覚が研ぎ澄まされてくる。「前半が“インパクトから30cmくらい”しか真っすぐいかなかったとしたら、後半は“50cmくらい”まで真っすぐ出ている感じがしました」と読みどおりに打ち出せ、チャンスをしっかり決めていった。
「昨日は置きにいったショットがあったが、今日はドライバーからアイアンまで振り切れている。全体的に触れてくると、パッティングにもいい影響があった。今日が3日間のなかで一番良かった」とパットの上り調子は、ティショットからアグレッシブに攻めた結果だと分析した石川。ティショットでは、同伴の小田孔明、重永亜斗夢が3Wを握るなか、必ずドライバーを手にするなど、前半から攻める姿勢を明確にしていたが、後半にようやく流れを掴んだ。
1日を通してアグレッシブに攻めたが、強気の姿勢とコースマネジメントがうまく噛み合ったのは「ピンが奥に切られていましたが、怖さがありますがピンと奥のエッジに落としてやろう」と狙った17番でのバーディだった。
セカンドは残り190ヤード地点でピン位置は左奥。“7番アイアンで低いドローで打てばピン手前6mくらいに落ちて少しコロがす”というのが定石のこのホール。しかし、グリーンが柔らかく手前に落とせばバックスピンでかなり戻されてしまう場面をラウンド中に経験してたため、6番アイアンで高いフェードを打ち、ピン奥のエッジ付近に見事落とした。
後半にプレーとマネジメントが噛み合ったことは評価していた石川だが「初日、2日目はブレーキ。今日も2アンダーで、もったいない3日間」と結果には満足していない。「思ったより上位が伸びていないことでチャンスはある。明日はエンジン全開で思い切ったプレーをしたい」と2週連続優勝へ向け、最終日は前半から爆発できるか。
<ゴルフ情報ALBA.Net>
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