時は冷戦真っ只中、ソ連のエリート兵士が最新鋭戦闘機「ミグ25」に乗って函館空港へやってきた――。突然の“珍客”に日本と世界が仰天したのは昭和51年9月のこと。エリート兵士はアメリカへの亡命を希望し、3日後にはミグ25を残してさっさと渡米してしまった。空港に残されたのは扱いに困る巨大な“置き土産”。今でこそ