日本人の消費量が世界でもっとも多いものとして「ティッシュペーパー」を挙げることができる。日本人にとっての生活必需品と言えるティッシュペーパーについて、中国メディアの快資訊は16日、日本人はティッシュペーパーを何に使っているのかと問いかける記事を掲載した。

 ティッシュペーパーは確かにわれわれが毎日使うものではあるが、世界で一番消費しているのが日本と言われると驚きを感じる人もいるのではないだろうか。記事によると、日本で消費されるティッシュペーパーは年間47万トンに達し、これを1人当たりで計算すると、年に平均18箱のティッシュを使用しているという。これは2位の米国の使用量と比較しても3倍も多いようだ。

 もちろん中国人も毎日ティッシュペーパーを使用しているが、それでも日本の消費量の方が多い要因について、記事は「日本人に言わせると日本人の皮膚の角質が非常に薄いのだ」と主張した。それゆえ日本人は非常に柔らかいティッシュペーパーを使わないと皮膚を傷つけてしまうだけでなく、「花粉症の人が海外に比べると多く、外国人よりも鼻をかむ回数が多い」と主張した。

 また、他にも日本人がどんな時にティッシュペーパーを使うかを紹介し、「虫を掴む時に使う」、「簡単な掃除でも使う」、「埃や水滴を拭くのに使う」と紹介したほか、「お菓子の下に敷いてカスがこぼれるのを防いだり、眼鏡を拭いたり」と、非常に多様な用途でティッシュを使っていると指摘した。

 さらに記事は、日本独特の光景として街頭での「ティッシュ配り」を挙げ、これも日本人のティッシュ消費量の増加につながっているのではないかと考察。一方で、街頭での「ティッシュ配り」は中国人にとっては目新しいだけでなく、「ティッシュが無料であるうえ、紙の質が良いことにも仰天させられる」と指摘した。確かに日本人はティッシュペーパーを使う頻度が多いだけでなく、紙質に対しても高いこだわりを持っていることがわかる。中国のティッシュは確かに硬めであり、柔らかくて肌触りの良いティッシュが無料で配られているのは中国人からすると理解に苦しむようである。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)