インテルMFフレディ・グアリンが、22日の練習に参加していない。午前練習に姿を見せなかった。練習拒否かとも思われたが、クラブは選手と合意して許可を出したとしている。ワルテル・マッツァーリ監督も知っているとのことで、グアリンの練習欠席は23日も続くようだ。

グアリンは少し前まで、ユヴェントスへ移籍すると思われていた。だが、インテルは一転してユーヴェとの交渉を取りやめている。

21日、グアリンは檻の中のライオンのようだった。ユーヴェ移籍を助けるように求めるべく、マッシモ・モラッティ名誉会長に電話した一方で、妻への脅迫や、インテルサポーターが家の前に押しかけてきた。グアリンは“封鎖”されたのだ。練習にも出ず、家で電話を待った。前日夜に、「ユーヴェのユニフォームを着る最初のコロンビア人になる」とツイートした兄が正しいことを願いながら…。

グアリンは21日、自身がインテルの人質だと感じたのだ。インテルは新たなサラリー基準から、グアリンの契約を延長できなかっただろう。そしてグアリンを手放すことを考えた。それは、マテオ・コバチッチを成長させるためでもあり、別のMF(エルナネス)を獲得するための資金を得るためでもある。だが、チェルシー以降、インテルはグアリンへのリクエストを受けていない。

だが、21日のグアリンは、何よりも自分がサポーターの人質だと感じただろう。