(ニューヨーク 8日 中央社)米シンクタンクのインテリジェント・コミュニティー・フォーラム(ICF)による国際評価で、世界「スマート都市」のトップ7に2年連続で選ばれた台中市は現地7日、充実したインフラや文化と科学技術の調和で評価され、他の6都市を下し今年の「インテリジェント・コミュニティー・オブ・ザ・イヤー」に輝いた。

「ブロードバンド接続」「知的労働力」「デジタル化の内容」「イノベーション」「マーケティングPR」の5項目で世界の主要都市の社会的・経済的発展を評価してきたICFではこの1月、世界400余りの都市から「インテリジェント・コミュニティー」の最終候補としてトップ7を選出。台湾からは台中市と桃園県が世界7強入りを果たしており、6日ニューヨークで表彰を受けたばかり。

2010年末、台中県との合併で行政院直轄市に昇格した台中市だが、昇格前は市の全人口のうち70%がサービス業に携わっていた。これに対し、台中県は収入源の半分が工業と農業によってもたらされる農業の町だった。この2つが無事統合できたのが高く評価され今回の受賞につながったという。

台北市も2006年にインテリジェント・コミュニティー・オブ・ザ・イヤーを受賞しており、2005年には東京都・三鷹市が選ばれている。

【 写真 】 日本統治時代の1908(明治41)年に開園した台中公園。現在も市民憩いの場

(編集:荘麗玲)