オランダ、スペイン、イタリアでリーグを制覇し、チャンピオンズリーグでは異なる3クラブ(アヤックス、レアル・マドリー、ミラン)で計4回の優勝を果たしたMFクラレンス・セードルフが、ブラジルでもタイトルを獲得した。ボタフォゴがリオ・デ・ジャネイロ州選手権で20回目の優勝を果たしている。

5日のフルミネンセ戦、セードルフは残り10分でPKを外してしまったが、終了直前に交代でピッチを後にする際、観客から拍手でたたえられた。ブラジル『ランス』は、セードルフをマン・オブ・ザ・マッチに選出している。

セードルフは試合後、目を潤ませながら「どのタイトルにもそれぞれの感動がある。今回もすごくうれしいよ」とコメント。「今回の優勝も、ほかのどのタイトルとも同じように特別だ」と続けた。かつて鹿島アントトラーズを率いたオズワルド・オリヴェイラ監督も、「セードルフの前では脱帽するしかない」と同選手をたたえている。

マッシミリアーノ・アッレグリ監督の後任として、ミランから就任のコンタクトがあったとも噂されたセードルフ。だが本人、ボタフォゴのユニフォームで選手として続けたいと強調した。セードルフは『ランスネット』で、「キャリアを通じていろいろ言われてきた。ミランが僕に連絡をしてきたら、それはほかとは違う。でも、連絡は来ていないよ。すべて噂話、たんなるおしゃべりさ」と話している。