レアル・マドリードのジョゼ・モウリーニョ監督は、チームのエースであるポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが、FIFAバロンドール(年間最優秀選手賞)に最も相応しいと考えているようだ。2日に行われる延期されていたリーガ・エスパニョーラ第20節のアスレティック・ビルバオ戦の前日会見で語った。

 モウリーニョ監督は、「クリスティアーノの一番の目標はリーガに勝つことだよ」とコメント。続けて、「2番目の目標はバロンドールを獲得することであり、バロンドールは得点王になることで獲得できるものではなく、チームとして大きなタイトルを獲得したトップクラスの選手が獲得できるものなんだ」と持論を展開した。

 また、「バロンドールは素晴らしいリーグで優勝するかチャンピオンズリーグを制覇しないと獲得できない。(チャンピオンズリーグ決勝に残っている)バイエルンやチェルシーに彼以上の選手がいるとは思えないよ。リーガを勝つことでクリスティアーノはバロンドールを勝ち得るだろうね」と、エースの2008年以来、4年ぶり2回目(2008年はバロンドール)の栄誉獲得に太鼓判を押した。

 C・ロナウドは、今シーズンのリーグ戦で35試合に出場して、リーグ新となる43得点を記録。チームもアスレティック・ビルバオ戦で勝利すれば、リーグ優勝が決まる状況となっている。

[写真]=ムツ カワモリ