黒肌系ギャル雑誌「nuts」の増刊ムックとして登場し、今ではギャル系ファッション誌として確固たる地位まで上り詰めた「小悪魔ageha」。「今よりもっとかわいくなりたい美人GALのための魔性&欲望BOOK」というキャッチコピーを掲げ、「もっときれいになりたい!」「もっとお金持ちになりたい!」「もっと幸せになりたい!」という女性の気持ちを見事につかみ取り、出版不況と呼ばれる中でも急激に売り上げを伸ばし、ある意味で今の時代を象徴する雑誌の一つとなっています。また、小悪魔agehaに登場するモデルのことを「ageモ」または「age嬢」と呼び、ageモやage嬢のようなファッションをしている女性は「ageha系」と呼ばれ、これもまた10代〜20代の女性たちに広く浸透し、あこがれている女性たちも数多くいるようです。

しかしながら小悪魔agehaはその非常に華やかできらびやかな見かけとは裏腹に、心の中の「病み(闇)」といった暗くて重いテーマも扱ったり、見開きで「飯島愛追悼ページ」を掲載したりするなど、ほかのファッション誌ではまず考えられないような側面も同時に兼ね備えているため、読者ターゲットになっていない人にとっては理解不能な内容となっています。

そこで、そういった様々な表情を見せる小悪魔agehaとは一体どのような意図で作られているのか、その本当の姿を理解するため、編集長の中條寿子さんにインタビューすることに成功しました。というわけで、知られざる小悪魔agehaの舞台裏は以下から。
これが「小悪魔ageha」の編集部があるインフォレスト本社。


いかにも出版社という感じがします。


インフォレストが出版している各種雑誌が飾ってあるのが確認できます。当然のように「小悪魔ageha」も発見。


予定の時間になったため、「さあ入るぞ」ということで気合いを入れ、中に入ろうとしましたが……


入り口は鉄の扉になっており、ぴったりと閉じられています。どうやって入るのかがわからず、呆然と立ち尽くすしかない。


恐る恐る近づいてみると自動ドアになっていました。


無事に入館。


エントランスはこんな感じ。


ロビー付近で編集長が来るのを待つことに。


ロビーで待っていると、「小悪魔ageha」の中條寿子編集長が登場。2階にあるきれいな会議室へ一緒に移動し、いよいよインタビュー開始。