レアルが08年2月以来の昇格組に敗戦 ロナウドもノーゴールで不覚を取る

 レアル・マドリードは29日に行われたリーガ・エスパニョーラ第10節の敵地ジローナ戦で、1-2と逆転負けを喫した。

 エースのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは前半12分に強烈なミドルを放って先制弾の起点となったが、今季リーグ戦6試合で1ゴール。シュート成功率の衝撃的な低さが注目を集めている。

 前半12分、左サイドでボールを受けたロナウドはカットインから右足を一閃。ペナルティエリア外から放たれた強烈なミドルを、相手GKが弾いたこぼれ球をスペイン代表MFイスコが押し込んだ。しかし、その後はジローナに崩される場面が増え、後半に2ゴールを失って不覚を取った。“白い巨人”が昇格組に敗れたのは、2008年2月のアルメリア戦以来のことだという。

 ジローナ戦の敗戦で首位バルセロナとの勝ち点差は8に開いたが、ジネディーヌ・ジダン監督にとっての誤算は、希代のゴールマシンの“沈黙”だろう。

シュート40本に対して1得点と低空飛行

 英データサイト「WhoScored.com」は、公式ツイッターで驚きのデータを紹介した。

「クリスティアーノ・ロナウド:今季欧州5大リーグの全得点者で、ロナウドはワーストのシュート成功率(2.5%)」

 近年、圧倒的なペースで得点を量産してきたロナウドも、今季はリーグ戦6試合で1ゴール。シュート40本に対して1得点という割合は、スペイン、イングランド、イタリア、ドイツ、フランスの全得点者の中で最も低いという。

 エースの“らしくない”決定力不足は、レアルにとって大きな懸念材料となっている。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

【動画】「レアルvsジローナ」のハイライト、ロナウドのカットインからミドルシュート(該当シーン:1分14秒付近〜/動画期限:17年11月28日)



「レアルvsジローナ」のハイライト、ロナウドのカットインから強烈ミドル(該当シーン:1分14秒付近〜/動画期限:17年11月28日)