iPhoneは、電車内や飲食店、街中などでも必ず見かけると言っても過言ではない。そんなときに気になるのが、液晶画面がひび割れていたり、フレームが破損したりしているiPhoneを使っている人だ。

iPhoneだって破損はする、それは仕方ないことだ。
しかし、なぜ破損したiPhoneのまま使っているのだろうか。

素朴な疑問として、ずっと気になっていた。

●理由1 動いている・使えるから使う
使えないものを使う人はいないワケで、当然と言えば当然だ。
実は、「まだ使用できるので使う」という理由で、画面が割れたり、本体が破損したりしたままのiPhoneを使い続けている人は多い。
画面が割れていようとどうしようと、スマホとしての機能が利用できるのであれば、問題はないという考えだ。
画面がひび割れていると、タッチ操作がやりにくいように思えるのだが、見た目のインパクトに反して(?)、この状態でも意外にタッチ操作ができてしまうケースも多いようだ。

ただ、使えているとは言え、ひび割れた画面のまま使い続けられる人は、ほかの人の視線や見た目を気にしない、よい意味で気持ちもタフ(図太い)傾向にあるのかもしれない。

●理由2 お金(修理費)節約のため
ちょうど2年契約が満了するタイミングで割れた場合、誰でもサッと機種変を行うだろう。しかし、そんなにタイミングよく破損するものではない。
2年に満たない場合は、誰だって余計な出費は控えたいものだ。また、さらに買ったばかりだと、修理費がもったいないと感じるのも、なんとなくわかる。
特に、がんばってお金を貯めてiPhoneを手に入れた場合や、ほかの出費がかさんでいる時期だったりすると、買い換えたくても買い換えられないことも多い。

正直なところ、水没や完全に破損でもなければ、お金を節約するために、我慢して使える状態なら使い続けるという気持ちなのかもしれない。

●理由3 サポートを知らない・入っていない
iPhoneには製品購入後1年間の保証があり、1回目なら7800円で修理を行える。また、「AppleCare+ for iPhone」(9800円)に加入すれば、保証とサポートが2年間に延長され、最大2回目まで1回7800円でサービスを受けることが可能だ。自損も保証対称となる。
実は、このサービスを知らず、全額や高額な修理費用がかかると思って、修理を諦めている人もいる。
1度の破損なら、こうしたサポートを利用したほうが、破損したiPhoneを使い続けるより良いことは間違いない。できるだけ、「AppleCare+ for iPhone」に加入することをお勧めする。

液晶画面が破損したiPhoneを使い続ける理由は人それぞれだ。
自己責任において、破損しても動いているから使うのも自由だ。
ただ、液晶画面はガラスなので、剥がれたガラスでケガをしたり、バッグやポケット内に破片が落ちたりする危険があることも十分理解して使用して欲しい。また、いつかiPhoneが動かなくなるなど、重大な故障につながることも。
できれば、そうした事態になる前に、修理を考えて欲しい。