スピリチュアリストの江原啓之が、現代社会でさまざまな悩みに直面している人たちに温かい“ことば”を届けるTOKYO FMの番組「Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り」。今回番組では、自分を騙していた彼を許せない方のメッセージを紹介し、江原が“ことば”を届けました。



◆5年も既婚を隠していた彼

「最近、5年程お付き合いしてきた人と別れました。彼が妻子持ちの既婚者だったからです。今まで怪しい行動などはありましたが、その度にごまかされ、また、1人暮らしであるような部屋まで見に行ったこともあり、信じてきました。2年前に私が妊娠したとき、私は結婚と出産が同時にきて嬉しい思いをしましたが、彼からは『堕ろしてほしい』の一言。散々話し合いをした結果、彼の仕事の多忙を理由に堕ろしました。苦しかったけれど、仕事の忙しい彼を思い、責めませんでした。

でもあれから2年。彼から以前同様『結婚したらこんな生活をしたい! こんな家に住みたいね!』の言葉は出るものの、結婚につながる行動をしてくれず、調べてもらい、既婚者であることがわかりました。付き合う前から結婚したいことも、子どもがほしいことも相手に伝えていました。金銭的な被害はありませんが、心身共に疲れました。許せません! 今は弁護士さんにお願いして、賠償金を請求しています。お金では解決できませんが、彼にわからせる為にはこの方法しかないように思えました。仕事をすればまたお金は入りますが、私の5年の歳月は取り戻せません。“天罰”という言葉がありますが、彼にもそれがいつか下るでしょうか」

◆江原からの“ことば”

「“天罰”と言っている以上、まずはダメです。責任主体。お互いさま。弁護士さんに頼んで賠償金を請求しているのは結構なこと。理性。感情はいらない。相手が悪い。けれど、それに気付かないあなたも悪い。騙された人はなぜ『騙された』と、被害者ぶるのか。5年も付き合っていたら、共通の知人も出てきて、絶対にわかるはず。彼と一緒になりたいが為に、目をつぶって全許容していたのだと思う。“因果の法則”で、自ら撒いた種は、自ら刈り取る。“天罰”を自分が与えようなんて思う必要はない。天が与えてくれると思うのもおかしい。あなたにだって彼にだって、撒いた種は返ってくる。良き種は良いように返ってくる。ここであなたも敢えてこれ以上、人を恨むなど“悪しき種”を撒く必要がない。5年の歳月をバネにする。

依存があったから騙されたんです。人生に無駄はない。いつからだって遅くはない。そういうことがあって、真実の愛に出会う人もいる。弁護士さんに頼むのはいいこと。感情を入れないことが、弁護士さんを通すこと。理性的に、綺麗にする。相手にもご家族がいるので、制裁もあると思う。しかし、恨んだり、誰かのせいにしたり“天罰”というのは、心を汚してしまう。私の『みちひらき』という歌の中に『おめでとうっていおう!』『ありがとうっていおう!』という歌詞がある。それは自分の歩いてきた道を汚したくないから。このままの気持ちでいたら、あなたも自分の人生を汚してしまったような気持ちになってしまう。自分の道を綺麗にする為には『乗り越えた自分に、おめでとうといおう。いろんなことがあったけれど、すべてに対してありがとうといえる自分でいよう。そういう環境に変えていこう』ということなのです」

◆江原啓之 今宵の格言

「寂しさがあるから、人恋しくなるものです」

「恋愛は自分の本質を知る絶好の機会です」

番組では、江原に相談に乗って欲しい悩みや感想、メッセージを募集しています。こちら http://www.tfm.co.jp/oto/index.php?catid=1117にどしどしお寄せください。

【番組概要】

番組名:Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り

放送日時:TOKYO FM/FM OH! 毎週日曜 22:00〜22:25

エフエム山陰 毎週土曜 12:30〜12:55

パーソナリティ:江原啓之

番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/oto/