「税金」はいつの時代も庶民の関心事だ。だが「税制」は、いささか小難しい話とされ、身を乗り出す人は少ない。誰から税をとり、どこの税をまけてやるか。社会を見据えたさじ加減が「税制」である。評判の大著「21世紀の資本」を携え日本にやって来たトマ・ピケティ先生は「格差の背景に不公正な税制がある」と喝破した。富める者がますます富む社会を是正するには、富を再分配する世界的な税制改革が必要だ、と主張する。誰も