エボラ出血熱が世界中で猛威を振るっている中、日本では厚労省が水際対策の充実や治療効果のある未承認薬の2万人分備蓄などを喧伝しています。しかし、本当に政府の対応は万全と言えるのでしょうか。制度の詳細を見ると、特に国内対策ではかなり不安が大きいことが分かります。その原因は、歪んだ地方分権の実態です。水際対策で起きる“縦割り”という障害エボラ出血熱のような感染症の日本国内での発症や蔓延を防ぐ対策は、