老人の話によると、確かに少女の行方不明事件はこの辺りで起こったという。また彼が歩いてきた山道を登れば「しんせいきょう」へ行けることも教えてくれた。しかし今から山道を登れば、確実に日は沈んでしまう。私たちは「しんせいきょう」を車道側から目指すことにした。柳沢峠の茶屋を超えると、青字に白い文字で「深静峡」と書かれた看板があらわれた。ついに辿り着いたのだ。錆びついた看板には、キャンプ場、ロッジ、食堂、宿