左サイドのライン際を、タテに走りきったシュールレが、ふわりしたと浮き球を折り返す。それをニアサイドに走り込んだゲッツェが胸トラップ&左足ボレー。逆サイドのゴール隅に、ボールは鮮やかに吸い込まれていった。90年イタリア大会以来、24年ぶりの世界一。この間、ドイツのサッカーは、劇的に変化した。そしてこの決勝ゴールは、変化の象徴、変化の証と言うべきものになる。アルゼンチンに同点ゴールが生まれそうな気配