領土問題や歴史認識問題の影響で、かつてなく冷え込む日中・日韓関係。中国や韓国は日本にとって重要な経済パートナーの1つだが、政治・外交上の思惑が複雑に絡み合う現状では、関係改善に向けてすぐに大きな進展は望めそうにない。日本政府の公式見解とされる「村山談話」を自身の内閣で閣議決定し、90歳となった今でもアジア諸国との関係構築に力を注ぐ村山富市・元総理大臣は、そんな現状を憂う要人の1人である。日中・日韓間に