いかにも下北沢辺りにありそうなカフェで歌っているカーミィの頭の中は、将来への夢でいっぱいだった。自身がボーカルを務めるバンド「カーミィ&スモールサークルフレンズ」のヴィジュアルとサウンドを、より60年代に特化させる。ボーカルスタイルもウィスパーボイスに変えていく。ようするにピチカートファイブまんまなわけだが、そこに“テン年代の”と付ければなんとなくカッコよく感じられてしまう。一周まわってアリだよねと