『ネットのバカ』。本屋で見たときに、ストレートすぎるタイトルに思わず笑ってしまった。それとともに、4年前に出版された『ウェブはバカと暇人のもの』(光文社新書)を思い出した。両方とも、ネットニュースの編集者として活躍し、ネットユーザーの心理に詳しい中川淳一郎氏が書いた本だ。似通ったタイトルの本が、しかも同じ著者が、今なぜ?この疑問を解決するために、まずは『ウェブはバカと暇人のもの』の内容をおさらいし