「僕が思うのは、あれは日本のお家芸ですね。つまり、人形浄瑠璃にしても、辻村寿三郎さんの人形舞にしてもそうですけれども、人間が生で演ずるよりもすごいものがあるんですよね」冨田勲はこう語りました。なにのことか?初音ミクのことです。『美術手帖』6月号は初音ミク特集です。冨田勲は、宮沢賢治を題材にした「イーハトーヴ交響曲」で、300人のオーケストラの中にプリマとして初音ミクを登場させました。なぜ初音ミクな