『解+』という本は、秋葉原無差別殺傷事件(2008年)の犯人である加藤智大が事件をふりかえった本『解』のアップデート版だ。『解』についても以前エキレビで紹介した。「アップデート版」というのも、彼は「『解』を全面的に書き直そうとしたが間に合わなかったので『解+』を書いた」としているからだ。前回よりも丁寧に、自身の誤認や考えが至らなかった部分、混乱していた側面も改めながら事件について書いている本書。まず、