震災以後、Twitterでつぶやきはじめた詩が話題になり「Twitter詩人」とも呼ばれている和合亮一さん。『詩の礫起承転転』は、震災から2年が経った今の気持ちーー迷いや苦しみを経て、また歩き出そうとする気持ちの流れがビビッドに書かれている。時間の経過と共に、震災直後よりも現地の声を聞く機会が減ってきた印象があるが、復興が進んでいるからというわけでもないようだ。そういうときにこの本を読むと、詩というものは語れ