損失隠しによる粉飾決算事件を起こしたオリンパスが2012年4月20日、臨時株主総会を開き、笹宏行社長ら11人の新たな取締役からなる経営体制が正式発足した。ようやく再建に向けた体制が整ったが、新経営陣は信頼回復に加え、低下した自己資本比率の回復などの課題に待ったなしで取り組む必要がある。欧米の投資顧問会社は人事案に反対「私に課せられた課題は、一刻も早く失われたブランドと信頼を取り戻し、企業価値向上に全力を