「(藤原と川内の)2人は従来の形にとらわれない考え方を持っている。実業団選手も従来の価値観だけでなく、新たな考え方を取り入れていく必要がある」 東京マラソン終了後、日本陸連男子マラソンの坂口泰部長は2人の「脱実業団選手」について、こう触れた。実業団のやり方への「ダメ出し」である。この真意を、陸上専門誌ライターは次のように解説する。 「世界では現在2時間3分台の勝負をしていますが、日本マラソン界は02