野田総理は2010年代半ばまでに消費税率を10%まで引き上げる方針であるが、民主党の一部議員は税率アップに反対している。反対する理由は様々だろうが、次期の衆議院選挙での敗北を懸念している議員も多いと考えられる。しかし、一般的にも広く信じられている「増税を明言すると選挙に勝てない」という仮説は正しいのだろうか。過去の選挙事例をいくつか見てみたい。まず、過去に消費税率のアップを標榜した選挙において、議席数の