原発存続の是非を問う議論は、3月11日以降、科学の問題ではなく社会学、政治学の問題となったことは言うまでもない。安全性を証明していた科学の前提条件が成立しないことが逆に証明され、ただ闇雲に危険性を指摘してきた論者が偶然に事故を言い当てたという「現象」に過ぎない。降って湧いたストレステストも、その根拠が科学である限り、信憑性には一定の信頼しかおけない。原発存続の是非は、安全性・経済性等様々な要素から