「一官僚が見つめてきた一つの記録として、沖縄問題の根深さを垣間見ていただければ幸甚である」元防衛事務次官の守屋武昌氏が最近出版した「普天間交渉秘録」は、上記の序文が示すとおり、自らが日々書き綴った日記に忠実であろうとする姿勢が貫かれた著作であり、貴重な史料といえる。2004年9月8日から2007年8月11日まで、防衛省の天皇といわれた男が、誰と会い、誰と電話し、どんな話をしたか。その詳細がメモされ